カーラッピングのメリット&デメリットとは?塗装との違いも解説
カーラッピングは、車に特殊なフィルムを施工して自由にデザインを施すものです。カラーチェンジはもちろん、商用車に広告デザインを施工することも簡単にできることから人気を集めています。本記事では、施工を迷っている人やカーラッピングについて詳しく知りたいという方に向けて、塗装との違いやメリット・デメリットについて解説します。
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目次
カーラッピングと塗装の違い
カーデザインをチェンジしたい場合、一番に思いつくのが塗装ではないでしょうか。カーラッピングと塗装の違いには以下の3つがあげられます。
- デザイン再現性の違い
- 施工期間の違い
- 費用の違い
それぞれの点について詳しく解説します。
デザイン再現性の違い
塗装を行う場合、デザインの再現性は、施工を行う職人の腕にかかっています。とくに、カラーチェンジだけでなく絵や文字をデザインしたいという場合には、理想通りに再現できるかどうか分かりません。なぜなら、職人の腕によっては色ムラが出る可能性もあり、表現の幅に限界があるからです。
一方でカーラッピングであれば、コンピューターでデザインしたデータをデジタルプリンターでフィルムに印刷するため、文字や写真など 綿密な表現でもほぼ完璧に再現できます。
施工期間の違い
塗装の場合、基本的な施工期間は依頼から納品までおよそ3週間程度と言われています。商用車の施工を依頼した場合、台数が多ければさらに時間がかかってしまうでしょう。一方で、カーラッピングであれば依頼から納品まで約2週間程度で施工が終了します。実際にフィルムを貼り付ける作業は1日〜2日で済むので、日常生活や仕事への影響が少ないのが魅力です。
費用の違い
費用に関しては施工を施す範囲や、塗装・フィルムのクオリティによって大きく差が出ます。そのため、一概にどちらが安いとはいえません。また、塗装の場合には車体の元の色によっても費用が大きく異なります。たとえば、車全体の色味を変えたい場合には、一般的に塗装の方が安いことが多いです。一方で、商用車などに多く見られるデザインの入った車両であれば、カーラッピングを行う方が安く済ませられるでしょう。
カーラッピングのメリット
カーラッピングのメリットには以下の3つがあります。
- ラッピングの範囲を選べる
- 好みの色を選べる
- 元のボディーに簡単に戻せる
それぞれを解説します。
ラッピングの範囲を選べる
カーラッピングに使われているフィルムは、とても収縮性があります。そのため、どのようなデザインや形状にも対応できるというメリットがあります。たとえば、ドアミラーやルーフトップ、ボイラーのみというように、特定の部分だけ部分ラッピングを行うことも可能です。とくに費用を抑えて効果的な広告デザインの商用車にしたいという方は、ボディ本体の色味を生かした部分ラッピングがおすすめです。
好みの色を選べる
好みの色を自由に選べるのも、カーラッピングの魅力です。実際に大手フィルムメーカーでは、90種類を超えるフィルムが用意されています。また、色味だけでなく、質感もさまざまなものがあり、サテンやグロス、つや消しなど好みのものを選べます。
元のボディーに簡単に戻せる
カーラッピングであれば、フィルムを剥がせば元のボディに簡単に戻せます。そのため、季節やキャンペーンに合わせて広告デザインを変えたい場合や、将来的に車の売却を検討しているという方にもおすすめです。
カーラッピングのデメリット
カーラッピングのデメリットとしては、以下の3つがあげられます。
- 耐久年数が短い
- 塗装に傷がつく可能性もゼロではない
- 基本的に洗車機が利用できない
ここではそれぞれの点を解説します。
耐久年数が短い
カーラッピングの耐久年数は、使用するフィルムの種類や車の保管状況、利用状況などによって大きく左右されます。一般的には、2〜3年程度が目安とされており、塗装や保護専用フィルムなどに比べると短い傾向にあります。
塗装に傷がつく可能性もゼロではない
カーラッピングを剥がす際、車本体の塗装に傷がついてしまう可能性はゼロではありません。状態の良い新しい車にラッピングを施した場合には、きれいに剥がれることが多いのですが、経年劣化した塗装の上に貼ったフィルムは剥がれにくい傾向にあります。将来的に売却を考えている方は、塗装状態をよく見極めてからラッピングを行いましょう。
カーラッピングは、イベント・キャンペーンに最適!
本記事では、カーラッピングのメリットやデメリットについて詳しく解説しました。カーラッピングは、細かなデザインを表現できる上に、部分ラッピングを使えば費用が抑えられるというメリットがあります。そのため、イベントやキャンペーン用の商用車に最適です。是非、自社の取り組みをアピールできるようなカーラッピングを考えてみてください。