カーラッピングをした車の洗車方法とは?ポイントと注意点を解説
カーラッピングをした車は、洗車に注意が必要です。なぜなら、間違った方法で洗車を行ってしまうと、フィルムの劣化や傷、剥がれ、浮きなどにつながってしまうからです。本記事では、少しでもカーラッピングを長持ちさせるために欠かすことができない、正しい洗車方法をご紹介します。
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目次
カーラッピングした車の洗車方法
カーラッピングをした車の洗車は、以下の3ステップで行います。
- 水洗いする
- 中性洗剤で洗う
- 水分を拭き取る
水洗いする
カーラッピングをした車は、まず水洗いを行います。ラッピングフィルムは100μほどしか厚みがないため、ゴミや埃が多く残った状態でゴシゴシと擦ってしまうと、傷につながる恐れがあり注意が必要です。初めに、たっぷりの水でゴミや砂埃などを洗い流してください。まず水だけできれいにすることで、ラッピングフィルムに与えるダメージを最小限に抑えられます。
中性洗剤で洗う
水だけで落とせなかった汚れは、中性洗剤を使ってきれいにしましょう。酸性やアルカリ性のものは洗浄力が強すぎる可能性があるため、あまりおすすめできません。まずは、目立たない場所で一度試してみて、シミや変色がないかどうか確認して使用するのが良いでしょう。また、洗剤の成分がボディに残留してしまうと剥がれの原因になる可能性があるため、しっかりと洗剤成分を洗い流してください。
水分を拭き取る
最後に、水分を全て拭き取ります。水気がボディに残ってしまうと、シミになったり汚れを吸着しやすくなったりします。利用するクロスは、マイクロファイバーのようなフィルムに傷をつけにくい柔らかいタイプのものを選んでください。
カーラッピングをした車を自動洗車機で洗車する時の注意点
カーラッピングをした車は、基本的に手洗いがおすすめです。しかし、どうしても時間がない場合には、自動洗車機を利用することもあるでしょう。ここではその際の注意点を解説します。
高圧洗浄に注意する
高圧洗浄を行うと、フィルムの剥がれにつながる可能性があります。劣化を早めてしまうため、できれば利用しないようにしてください。どうしても頑固な汚れを落としたいという場合には、水温を80℃以下に設定し、ノズルをフィルムの角部分から30cm以上離して利用してください。また、ノズルはボディに対して垂直方向に向けることで、フィルムに与えるダメージを最小限に抑えられます。
ワックスコースを避ける
洗車機を利用する際には、ワックスコースを避けてください。なぜなら、ワックスには石油系の溶剤が含まれている可能性があるからです。ラッピングフィルムを傷めてしまう可能性があり、注意が必要です。
メンテナンスのポイント
メンテナンスのポイントとしては以下の3点があげられます。
- 2週間に1回は洗車する
- 汚れは速やかに拭き取る
- 施工後すぐの洗車は控える
ここでは、それぞれを詳しく解説します。
2週間に1回は洗車する
カーラッピングは、汚れや傷に弱いため、2週間に1回は洗車を行うのがおすすめです。とくに、マット系のフィルムを選んだ場合には、汚れや手垢が残りやすいため、頻繁にお手入れを行いましょう。
汚れは速やかに拭き取る
フィルムに汚れが付着した場合、シミや劣化につながることを防ぐため、すぐに汚れを取り除きます。特に、ガソリンやタール、鳥の糞、虫などが付着してしまった場合には、フィルムメーカーから販売されている専用のケア製品を利用して汚れを落とすのが良いでしょう。
施工後すぐの洗車は控える
カーラッピングを施工してからフィルムが車になじむまで、ある程度の時間がかかります。そのため、施工後すぐに洗車を行うのは控えてください。粘着力が安定する48時間程度が目安です。
カーラッピングした車の洗車は優しく丁寧に行おう
本記事では、カーラッピングを行った車の洗車方法について詳しく解説しました。洗車機を利用すると、剥がれや劣化の原因になるため、できれば手洗いするのがおすすめです。少しでもフィルムを長持ちさせられるよう、こまめにメンテナンスを行いましょう。