カーラッピングとは、専用の特殊なフィルムを車に施工しデザインを変化させるものです。塗装よりも気軽に楽しめることから、商業用の車にも多く取り入れられています。そこで今回は、気になる費用の目安と、費用を安く抑えるコツを解説します。

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カーラッピングにかかる費用の目安

カーラッピングにかかる費用は、自分で施工を行う場合と業者に依頼した場合によって異なります。使用するラッピングフィルムの性能やクオリティによっても費用は大きく左右されるため、あくまでも目安として考えてください。

自分でDIYを行う場合

自分でDIYを行う場合、車の全面にフィルムを施工すると約10〜15万円程度が必要になります。内訳は、フィルム代、道具代（スキージー・ヒートガン・ナイフレステープ）などです。ただし、自分でDIYを行う場合、完璧に施工するのが難しいというデメリットもあります。また、時間がとてもかかるため、費用対効果が必ずしも優れているとは限りません。

業者に依頼した場合

業者に依頼した場合は、フルラッピングにするか部分ラッピングにするかで費用が異なります。フルラッピングは、その名の通り全てをラッピングする施工方法で、部分ラッピングはドアミラーやボンネットなどの一部分のみにラッピングを行う施工方法です。

フルラッピングの場合

フルラッピングの費用相場は50万円〜100万円程度と大きく差があります。もちろん、フィルムの面積が小さな軽自動車であれば、大型バンなどに比べて費用が安く抑えられます。また、下地処理が必要な場合には、さらに別料金がかかることもあります。

部分ラッピングの場合

部分ラッピングの場合、ボンネットやルーフなどの大きめのパーツは約5〜7万円程度が目安です。一方で、ミラーやスポイラーなどの小さめのパーツであれば2万円程度で済むこともあります。

カーラッピングにかかる費用を抑えるコツ

カーラッピングにかかる費用を少しでも抑えたいという方は、以下の3点に注目してみましょう。

• 発注量を増やす
• 近くの業者に依頼する
• 部分ラッピングにする

ここでは、それぞれのポイントをさらに詳しく解説します。

発注量を増やす

商業車のラッピングを検討している方は、発注台数を増やすことで1台あたりに必要な費用を抑えられる可能性があります。とくに、デザインのデータ作成料金を1台分で抑えられれば、まとめて複数台依頼できるのでお得です。

近くの業者に依頼する

費用をできるだけ抑えるためには、できるだけ近くの業者に施工を依頼するのがおすすめです。なぜなら、遠方になればなるほど、宿泊費や交通費、出張費などがかさんでしまうからです。また、近隣の業者であれば、デザインを事前に細かく話し合えたり、実写寸法調査がスムーズに行えたりなどのメリットもあります。

依頼する際には、自分の住んでいるエリアが、出張無料地域に含まれているかどうかを尋ねてみるとよいでしょう。

部分ラッピングにする

カーラッピングにかかる費用は、ラッピングを行う面積が広ければ広いほど高くなるのが一般的です。そのため、少しでも費用を抑えたい方は、フルラッピングではなく部分ラッピングを選びましょう。車体の色を生かしつつ、効果的にラッピングすることで、少ないラッピング面積でも全体のデザインを変化させることが可能です。

カーラッピングは信頼できる業者に依頼するのがおすすめ

本記事では、カーラッピングにかかる大まかな費用の目安を解説しました。カーラッピングは、自分でDIYを行えば約10〜15万円程度で済ませられますが、仕上がりが雑になったり、時間がかかってしまったりするため、あまりおすすめできません。発注数を増やしたり、部分ラッピングを活用したりして費用を抑えつつ信頼できる業者に施工を依頼するのがおすすめです。