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カーラッピングが剥がれる・浮いてくる!その原因と対処法を解説


カーラッピングした車を洗車機に入れてしまう人

 

ラッピングの剥がれや浮きの原因には、さまざまなものがあります。そのため、原因を特定した上で適切に対処することが大切です。そのまま放置してしまうと、さらなるダメージにつながってしまうため、早い段階で補修しましょう。本記事では、剥がれや浮きに対する対処法や、未然に防ぐためのポイントについて解説します。

この記事を読むための時間:3分

カーラッピングの剥がれ・浮きの原因とは?

カーラッピングの剥がれや浮きの原因としては、以下の4つが考えられます。

  • 施工がうまく行われなかった
  • 洗車で刺激が加わった
  • 車の保管方法が適切でなかった
  • ボディの表面が整っていなかった

 

ここでは、それぞれを詳しく解説します。

施工がうまく行われなかった

施工が適切に行われなかった場合、剥がれや浮きの原因になります。特に、ポストヒーティングと呼ばれる後熱処理を施していない状態であれば、そのダメージを受ける可能性が高くなります。

 

カーラッピングに利用されるフィルムは、常に元の形状に戻ろうとする力を持っていて、熱を加えて伸ばし縮ませながら車に貼りつけます。しかし、日光やエンジンの熱によって断続的にフィルムに熱が加わってしまうと、フィルムが剥がれ浮きにつながってしまいます。

 

ポストヒーティングでは、仕上げとして再度フィルムに熱を与えることで伸縮性を失わせ、剥がれや浮きを防ぐことが可能です。 また、職人の知識不足による間違ったフィルム選びや、隅や角の処理が甘い場合にも、剥がれや浮きが発生しやすくなります。

洗車で刺激が加わった

洗車機や高圧洗浄機を使って洗車を行うと、強い刺激が加わりラッピングの剥がれや浮きにつながります。また、回転ブラシによってフィルムに傷がつき、そこから剥がれにつながる可能性もあります。 

車の保管方法が適切でなかった

車の保管方法は、カーラッピングの耐久性に大きな影響を与えます。日常的に外に駐車していると、気温や湿度の変化に常に車がさらされてしまうだけでなく、紫外線によって大きなダメージを受けてしまいます。また、細かい塵やホコリがフィルムの表面に傷をつけ、そこから浮きや剥がれにつながることも珍しくありません。

ボディの表面が整っていなかった

車のボディの表面が整っていないままフィルムを施工した場合にも、後に剥がれや浮きが発生しやすくなります。特に、ワックスに含まれている油分が残っている場合、ゴミや汚れが付着している場合は、フィルムを粘着させるための糊がうまく定着しません。フィルムを貼ったばかりの時には気づきにくいのですが、時間の経過とともにめくれてきてしまうため注意してください。

 

補修として全面カーラッピングの貼り直しを行った車

 

カーラッピングの剥がれへの対処法

ここでは、カーラッピングが剥がれてしまった時の対処法を解説します。

貼り直す

カーラッピングは、塗装に比べると簡単に剥がせます。剥がれてしまったフィルムを取り除き、再度きれいに貼り直すのがおすすめです。デザインデータがパソコンに残っている場合には、簡単に新しいフィルムを用意できるため、比較的修復作業にかかる時間も短いのが特徴です。

一部分のみ補修する

剥がれが軽微である場合、その部分だけを補修することも可能です。剥がれた場所や、剥がれている範囲の大きさにもよりますが、フィルムを全部貼り直すよりも手間とコストが抑えられる可能性があります。

カーラッピングの浮きへの対処法

浮きが発生してしまった場合には、以下の対処を行います。

 

  • 熱処理を行う
  • 修正を行う
  • ラッピングをやり直す

熱処理を行う

浮きが軽度である場合には、熱処理を行うことで簡単に解消できる場合があります。ヘアドライヤーやヒートガンを利用して温め、指で優しく押さえてください。あまりに熱を与えすぎるとうまく処理ができないため、適切な温度管理が必要です。

修正を行う

浮きの範囲が小さく、熱処理を行なっても改善が見られない場合には、修正を行うのがおすすめです。浮いている部分を丁寧に切り取り、その部分に新しくフィルムを貼り直します。修復が目立たないよう、丁寧にカッティング作業を行うのがポイントです。

ラッピングをやり直す

浮きの範囲が大きい場合には、ラッピングを全て剥がして貼り直す必要があります。再度浮きが発生しないように、信頼できる腕のある職人に作業を依頼してください。

カーラッピングの剥がれや浮きが発生した時の注意点

カーラッピングにおいて剥がれや浮きが発生した場合には、以下の3つの点に注意してください。

 

  • 早めに補修を行う
  • 保証やアフターケアが利用できるか確認する
  • 保険が適用できるか確認する

早めに補修を行う

剥がれや浮きが発生した場合には、できるだけ早めに補修を行うのがポイントです。基本的には耐久年数は2〜3年とされているものの、古い車や保管状況の悪い車の場合にはそれよりも短くなります。最初は目立たないものでも、放置している間にどんどんダメージが広がってしまい、修復にさらに手間とお金がかかってしまうため注意が必要です。

保証やアフターケアが利用できるか確認する

剥がれや浮きなどの問題が発生した場合、施工業者によっては保証やアフターケアが利用できる可能性もあります。保証期間内であれば無償で修理が可能な場合もあるでしょう。修理を行う際には、問題が起きた部分と修復内容を記録し、将来的なトラブルにも備えておきましょう。

保険が適用できるか確認する

剥がれや浮きが事故によってできたものの場合、補修に保険が適用できる可能性があります。まずは、詳細について保険会社に問い合わせてみましょう。

カーラッピングの剥がれや浮きを防ぐ方法

カーラッピングの剥がれや浮きを防ぐためには、以下の4つのポイントに気をつけてください。

 

  • 信頼できる業者に施工を依頼する
  • 保管状態に気をつける
  • 紫外線に強いフィルムを選ぶ
  • 洗車方法に気をつける

 

ここでは、それぞれを詳しく解説します。

信頼できる業者に施工を依頼する

剥がれや浮きを防ぐためには、やはり信頼できる業者に施工を依頼するのが鉄則です。ラッピングには、長年の経験と知識、さらに施行技術が必要です。細かい部分まできっちりと処理ができていなければ、時間と共に不具合が発生してしまいます。

 

業者を選ぶ際には、口コミや施工実績を確認した上で、クオリティにこだわって施工を行っているところを選びましょう。また、アフターケアや、保証期間についても、見積もりの時点で確認しておくのがおすすめです。

保管状態に気をつける

ラッピングカーの保管状態にも注意が必要です。気温の変化や湿度の変化を与えないよう、できるだけ車庫で保管しましょう。どうしても車庫が用意できない場合には、カーポートを設置したり、ボディーカバーを被せるのもおすすめです。また、外出時に駐車を行う場合には、直射日光が当たらない日陰を選びましょう。

紫外線に強いフィルムを選ぶ

紫外線はラッピングフィルムにダメージを与えるだけでなく、色褪せも引き起こしてしまいます。フィルムを選ぶ際には、できるだけ紫外線に強いタイプのものを選んでおきましょう。

洗車方法に気をつける

洗車機や高圧洗浄機を使うと、フィルムが傷んでしまいます。洗車を行う場合には、できるだけ手洗いで、優しく汚れを落としてください。また、利用するクロスはマイクロファイバーのものがおすすめです。さらに、施工後すぐは、糊を定着させる必要があるため、洗車を行わないよう注意してください。

カーラッピングの浮き・剥がれを見つけたらすぐに補修を行おう

本記事では、カーラッピングで浮きや剥がれが発生する原因とそれぞれの対処法を詳しくご紹介しました。浮きや剥がれは、時間が経つにつれてどんどん悪化してしまいます。早い段階で、信頼できる業者に修復を依頼しましょう。

 

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