キッチンカーの収入はどのくらい?売上や利益率を伸ばすコツも紹介
近年、飲食業を始めるにあたり、気軽に参入できるキッチンカーの人気が高まっています。キッチンカーの開業を考えている人の多くは「年収はいくら?」「ゼロからのスタートでも稼げる?」といった悩みを抱えているのではないでしょうか。そこで本記事では、キッチンカーの平均収入額と、売上を伸ばすコツを解説します。
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目次
キッチンカーの平均年収・月収
キッチンカーの平均年収は約700万円、月収は約80万円と言われていますが、出店場所や季節、稼働日数などにより大幅なバラつきがあり、収入が高い人が平均値を押し上げているのが実情です。そのため、キッチンカーの収入面から経営戦略を練るのであれば、中央値である年収400万円~500万円、月収30万円~40万円を参考にしましょう。
キッチンカーの売上を伸ばすコツ
キッチンカーで売上をアップさせるために抑えておくべき7つのコツを紹介します。
- 外装を装飾する
- 回転率を高くするメニューを選ぶ
- オリジナリティのあるメニューを販売する
- 出店場所に合ったメニューを販売する
- メニューに付加価値を付ける
- 定期的に同じ場所に出店する
- ホームページ・SNSで宣伝活動をする
外装を装飾する
キッチンカーの営業で大切なのは、店の前を通りかかった人が一目で何を売っているのか分かるようにすることです。キッチンカーの外装を装飾する方法は、主に以下の2つが挙げられます。
- カーラッピングをする
- 装飾アイテムを設置する
カーラッピングをする
カーラッピングは、車両に特殊なフィルムを張り付ける装飾方法です。視覚効果が高く注目を集めやすいため、他のキッチンカーと差別化を図りたい際に有効です。また、走行中や駐車中も宣伝になるので、おすすめです。
装飾アイテムを設置する
キッチンカーを目立たせるには、装飾アイテムも欠かせません。のぼりやタペストリー、スタンド看板を設置して、通行人にアピールしましょう。
回転率を高くするメニューを選ぶ
売上を伸ばすためには、回転率も考慮する必要があります。注文から提供までの時間を短縮するほど、同じ時間でもより多くの顧客に対応できるので、売上を伸ばせるでしょう。
オリジナリティのあるメニューを販売する
キッチンカーで出店する際、同じメニューを販売している店舗があると、売上が上がりにくくなってしまいます。インパクトのあるオリジナルメニューを開発して、差別化を図りましょう。
出店場所に合ったメニューを販売する
売上を伸ばすには、販売メニューを出店場所のニーズに合わせることも大切です。たとえば、から揚げを主に扱っている店舗がランチタイムのオフィス街に出店するのであれば、弁当や丼ぶりメニューに応用するとよいでしょう。
客単価を上げる工夫をする
客単価を上げることも、売上アップに欠かせない考えです。客単価を上げるには、プラス料金で大盛りやトッピングができるようにしたり、サラダやドリンクなどセットメニューを作ったりする方法があります。
定期的に同じ場所に出店する
キッチンカーは出店場所を自由に変えられることがメリットですが、定期的に同じ場所に出店することで、リピーターがついて安定した売上につながる可能性があります。
ホームページ・SNSで宣伝活動をする
キッチンカーの集客を高めるには、ホームページやSNSで宣伝することも重要です。SNSはサービスごとに利用者層が異なるので、複数のSNSを活用するのが広く宣伝するコツです。
キッチンカーのコストを抑えるコツ
キッチンカーの収入を上げるためには、支出を抑えることも重要です。コストダウンのポイントは以下の2つです。
- 原価が低コストのメニューを選ぶ
- 条件の良い仕入れ先を選ぶ
原価が低コストのメニューを選ぶ
多くの売上があっても、原価率が高ければ最終的な収益は増えません。一般的な飲食業の原価率は25%~35%といわれています。さまざまなメニューの中でも、たこ焼きやクレープ、ピザなどの粉ものは原価率が低く、人気のあるメニューなのでおすすめです。
条件の良い仕入れ先を選ぶ
同じ商品でも、会社によって売値が異なります。できるだけ安く仕入れられるように、複数の会社で見積もりをとったり、まとめ仕入れによる割引を交渉したりして、条件の良い仕入れ先を選びましょう。
メニューや外装を工夫してキッチンカーの売上を伸ばそう
キッチンカーの売上を上げるには、外装やメニューを工夫して、オリジナリティを出すことが重要です。また、低コストで提供できるメニューを開発する、条件の良い仕入れ先を選ぶなどして、コストダウンも意識しましょう。