キャンピングカーのメンテナンス方法とは?ポイントや注意点も解説
車を良好な状態に保つためには、メンテナンスが欠かせません。キャンピングカーは居住空間を備えているため、通常のメンテナンスに加えて、車内の設備や空間の手入れも必要です。本記事では、キャンピングカーのメンテナンス方法をシーン別に解説します。
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目次
帰宅後のメンテナンス
キャンピングカーでキャンプや旅行に出掛けた後に行うべき4つのメンテナンスを紹介します。
- 車内清掃
- 水回りの手入れ
- トイレの汚水廃棄・タンク洗浄
- サイドオーニングの乾燥
車内清掃
キャンピングカーを使用した後は、車内に砂や泥、髪の毛や食事のこぼれカスなどさまざまな汚れが残っているため、清掃が必須です。とくに電子レンジやガスコンロなどの調理家電や、シャワーを使った後のマルチルームは汚れを放置すると落ちにくくなってしまうので、注意が必要です。
水回りの手入れ
キャンピングカーのキッチンで水を使用した場合、シンクや清水タンク、排水タンクを放置すると雑菌やカビが繁殖してしまいます。使用後は速やかに洗浄してしっかり乾燥させることを心がけましょう。
トイレの汚水廃棄・タンク洗浄
車内トイレを使用した際は、ダンプステーションを利用したり、自宅のトイレに流したりして、汚水の廃棄とタンク洗浄を行いましょう。
サイドオーニングの乾燥
サイドオーニングやポップアップルーフを展開した場合、雨天でなくても夜露や朝露で湿気を帯びている可能性があります。放置するとカビの原因になるため、しっかりと乾燥させましょう。
定期的に行うべきメンテナンス
キャンピングカーを使用するうえで、定期的に行うべき4つのメンテナンスを紹介します。
- 洗車
- サブバッテリーの充電
- FFヒーターの燃焼
- 樹脂製パーツのチェック・交換
洗車
外観をきれいに保ち、コーティングを長持ちさせるためには、洗車はこまめに行うべきです。ただしキャンピングカーは多くの付属品があり、洗車機を使えないケースが多いため注意が必要です。洗車する際は脚立などを使い、水洗い不可の設備を避けて慎重に手洗いしましょう。
サブバッテリーの充電
サブバッテリーは、キャンピングカーで遠出をしたり、電化製品を稼働させたりする際に必要な設備ですが、買い物や通勤など短い距離の移動では使用することはほとんどありません。しかし、サブバッテリーは自然放電していることがあり、使っていないからといって放置するとバッテリーの寿命が縮んでしまうおそれがあります。定期的に電圧を確認して、必要に応じて充電しましょう。
FFヒーターの燃焼
FFヒーターは寒い時期に車内を暖めてくれる便利な設備です。夏場は使用する機会がありませんが、放置すると配管の中に残ったガソリンが劣化して、異臭や異常燃焼の原因になります。そのため、オフシーズンでも月に1回、最大出力で10分以上燃焼させましょう。
樹脂製パーツのチェック・交換
フックやドアノブに使われている樹脂製パーツは、紫外線や雨風の影響を受けて劣化しやすい特徴があります。定期的にチェックして、傷んでいる部分があれば交換しましょう。
キャンピングカーの点検箇所
キャンピングカーの安全性を保つには、以下の箇所を定期的に点検することが大切です。
- タイヤ
- マフラー
- エンジン
- バックカメラの映り
タイヤ
タイヤの点検は、命に関わるためしっかりと行うべきです。メンテナンスする際は「空気圧」「溝の深さ」「亀裂や傷」の3つのポイントを重点的にチェックしましょう。
マフラー
マフラー部分は想像以上に錆びるのが早く、気付かないうちに穴が開いていたり、落下したりするおそれがあるため、定期的な点検を心がけましょう。
エンジン
エンジンに不具合が生じた場合、音に異常が現れます。そのため、エンジンをかけた時と走行を始めた時は、エンジン音を注意して聞きましょう。また、エンジンオイルは走行しなくても徐々に劣化するため、定期的に交換することが大切です。
バックカメラの映り
車体が大きなキャンピングカーは、ルームミラーでは後方を確認できないため、バックカメラが必要です。走行前にカメラレンズに傷や汚れがないか確認しましょう。
キャンピングカーは定期的なメンテナンスが重要
キャンピングカーを安全に楽しむためには、定期的にメンテナンスをすることが重要です。車内の機材や家電、タイヤやエンジンに異常がないか、チェックを欠かさないようにしましょう。