カーラッピングを天井に施工するメリットとデメリットを解説します
カーラッピングとは、専用のフィルムを貼ることによって、ボディ全体のカラーチェンジができる他、特定のパーツだけ好きな色やデザインにカスタマイズができる手法です。中でも、天井にフィルムを貼るルーフラッピングは、比較的施工が簡単で、通常の塗装などと比べて費用も抑えられるため、人気があります。そこでこの記事では、カーラッピングを天井に施工するメリットとデメリットを解説します。
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目次
カーラッピングを天井に施工するメリット
カーラッピングを天井に施工するメリットを解説します。
好みのデザインになる
カーラッピング用のフィルムは、数百種類のカラーやデザインから選べるため、愛車を好みのデザインにカスタマイズできます。また、グロス・マット・サテン・メタリック・カーボンなど、さまざまな質感があるのも特徴です。
フィルムは伸縮性があるため、天井やボンネット・サイドミラーだけのように、一部分のみ施工するパーツラッピングだけでなく、車全体を覆うフルラッピングもできます。自分のイメージに合わせて、自由にラッピングできることがメリットの1つです。また、車の天井のみに施工することで、他の人とかぶらない個性的でおしゃれな雰囲気を演出できます。
メンテナンス性が高い
汚れがついても見た目に影響が出にくく、洗車しやすいメリットがあります。フィルムの表面は滑らかなため、塵や汚れが付きにくく、手入れが比較的簡単です。ただし、長期間放置すると汚れが目立つため、こまめに洗車すると良いでしょう。また、傷や汚れから天井を保護し、美観を保ちながら長く愛車を楽しめます。
簡単に剥がせる
カーラッピングはフィルムを剥がすことで、元のボディカラーに戻せます。塗装に比べて査定額に影響を与えないため、愛車の価値を保ちながら、好みのデザインやカラーへカスタマイズすることが可能です。
また、飽きたら剥がして元のデザインを楽しんだり、新しいラッピングに貼り換えたりするのが気軽に行えます。そのため、気分や季節に合わせて、貼りつける位置を自由に決めながら、簡単にカラーチェンジが可能です。失敗しても車本体に大きなダメージを受けないため、少ないリスクで車をカスタマイズできます。
カーラッピングを天井に施工するデメリット
カーラッピングを天井に施工するデメリットを解説します。
フィルムの耐久年数が短い
フィルムの耐久年数は通常2~3年程度で、塗装と比べて短いです。また、駐車している環境によってもフィルムが劣化しやすくなるため、通常よりも短くなる可能性も考慮しておきましょう。極端な気温、紫外線、塩分などもフィルムに影響を与えることがあるため注意が必要です。フィルムを長持ちさせるためには、長時間の青空駐車を避け、カーポートやガレージに駐車するのをおすすめします。
また、天井のフィルムが劣化した場合には、剥がして新しいフィルムに貼り直す必要があります。天井の施工は難しいため、業者へ依頼するのが良いでしょう。再度カーラッピングする際は、専門的な技術と時間・コストが必要になるため、注意が必要です。
塗装が剥がれる
簡単に剥がして元のボディカラーに戻せるメリットがあるものの、元々の塗装が弱い場合には、塗装も一緒に剥がれてしまうリスクがあります。特に、経年劣化した塗装はフィルムを剥がす際に一緒に剥がれてしまうかもしれません。
また、再塗装されたパーツであっても、焼き付け処理を施していない場合や、施工のばらつきがあると、影響が出る場合があります。売却する予定がある場合には、車の状態を確認しましょう。
塗装よりも高額になる可能性がある
施工範囲や業者・車の形状・フィルムによって価格が異なり、場合によっては塗装するよりも高額になる可能性があります。天井への施工は難しく、特に丸みがある形や複雑な部分は作業の工程が増えるため、注意が必要です。
価格は店舗によって異なるため、事前に見積もりを取り、比較をしましょう。また、施工技術によってフィルムの剥がれや浮きに影響する場合があるため、施工業者選びが重要になります。
洗車機が使用できない
カーラッピングした車は洗車機を使用できません。フィルムは高い耐久性があるものの、摩擦に強くないため、洗車機の高回転ブラシによって傷ついたり剥がれたりする恐れがあります。他にも、高圧洗浄機の使用は、水圧によって破れる可能性があるため、控えるのがおすすめです。
部分的に補修できないため、剥がれた場合には再施工しなければなりません。再施工にはコストや時間がかかるため、手洗いで洗車することをおすすめします。
カーラッピングを天井に施工してオリジナルの車に乗りましょう
天井のみのカーラッピングは、手軽にカラーチェンジが楽しめる他、費用も比較的抑えられる施工方法です。しかし、施工にはメリットとデメリットがあるため、それぞれよく理解しておきましょう。カーラッピングで車を自由にカスタマイズし、カーライフを楽しんでください。